昭和58年、飯田線に119系が運行を開始した。
119系はまず豊橋機関区に配置されて、同区の80系を置き換えた。
その後、伊那松島機関区にも119系の配置が始まって、旧型国電は徐々に運用から外れていった。
そして飯田線の旧型国電は6月いっぱいで終了することになった。
私が久しぶりに飯田線に訪問した6月下旬には、既に119系が飯田線の主力となっていた。
運用に就いていた旧型国電は3編成だけだった。
(昭和58年6月25日現在、運用に就いていた旧型国電)
クハ68418-クモハ54125-クモハ54006-クハユニ56003
クモハ54110-クハ47069-クハ68410-クモハ54111
クハ68420-クモハ61005-クモハ54129-クモニ83102
私が初めて飯田線を訪問したのは流電が引退した後と少し出遅れた感があるが、それでも様々な経歴を持つ旧型国電の活躍を見ることができた。
足繁く通うようになってから数年が過ぎて、飯田線に来れば当たりの様に旧型国電が走っていた。
今から考えれば旧型国電の車齢や周りの状況からからしたら、現役で走っていることのほうが稀有だったのだ。
旧型国電の引退は、119系の配置が決まってからもなかなか実感がわかなかった。
しかし終焉の日はやってきた。
私が最後に訪問したときに走っていた3編成も、6月30日にクハ68418-クモハ54125-クモハ54006-クハユニ56003が運用を離脱、これにより飯田線の旧型国電の定期運用は終了した。
(定期運用終了後、8月に旧型国電のさようなら運転が行われた。)